従業員持株会(持株制度)とは?従業員持株会のメリット、デメリットを解説

2020-04-06

定期積立投資の一種である従業員持株会(持株制度)。

今回は、株猿も採用している資産形成手段のひとつである従業員持株会について、メリット・デメリットを解説し、従業員持株会に関する株猿の所見を説明します。

従業員持株会(持株制度)とは?

従業員持株会(持株制度)とは、企業が自社の従業員に対して、自社の株式を購入・保有させる制度です。

持株会を会社が設立し、従業員がその会員となることで持株会に加入できます。会社に持株会があっても、持株会に加入する・しないは各社員の自由です。

持株会に加入する場合、会員は毎月一定額を給与から天引きされ、持株会口座で共同で自社株を保有する形になります。会社によって様々ですが、ボーナス時に追加投資することができる会社もあります。

株式は拠出時の時価で購入されることになりますが、会社によっては、社員の拠出金に応じての5%、10%等、定率の奨励金を支給するケースも少なくありません。

従業員持株会(持株制度)の会社にとってのメリット

  • 社員を株主とすることで、社員の帰属意識を高め、社員自らが会社に貢献しようという意識が高くなります。
  • 上場会社の場合、従業員持株会が一定の株数を持つことにより浮動株式数が減り、株価の維持に役立ちます。
  • また、同様の理由で敵対的買収の防止に役に立ちます。

以上のような背景があることから、従業員持株会(持株制度)多くの上場会社で採用されていますが、上場を視野に入れた未上場の会社でも採用していることがあります。

従業員持株会(持株制度)の従業員にとってのメリット

  • 会社からの奨励金により、自己拠出額より多くの株式が購入できる。
  • 給与天引きのため、使い込むことがなく資産形成しやすい。
  • 給与天引も配当再投資も自動のため、手間が掛からない。
  • 定期積立のドルコスト平均法により、長期的には極端な高値掴みを防止できる。
  • 自分が所属する会社のため、外部から見るよりも状態がよくわかる
  • 株価が上がれば、拠出額以上のキャピタルゲインが得られる。
  • 未上場の場合 上場すれば一攫千金のチャンスとなる。

この中で特に大きいメリットは、会社からの奨励金の存在です。会社によっては、拠出金に5%、10%等の上乗せをしてくれるのです。例えば奨励金10%の場合、50,000円拠出すると、5,000円を会社が追加出資してくれて、トータルで55,000円分の投資が可能になります。毎月で考えると小さいかもしれませんが、例えば年間900,000円拠出する場合、会社の奨励金と合わせると、990,000円の投資となり、決して馬鹿にできない金額となるのです。

POINT

拠出金に対して5%なり10%、場合によってはそれ以上の奨励金があるということは、「購入時点で既に5%、10%勝っている」ということを意味します。

従業員持株会(持株制度)の従業員にとってのデメリット

  • 会社から受ける給与を同じ会社に投資する究極の集中投資で、万が一の場合の損害が大きくなりやすい。
  • 持株会口座の株では、株主優待は受けられない。
  • インサイダーに該当する情報があるようなタイミングでは、好きに売却できない。
  • 出資金額の変更は、一年間で決まった時期だけしかできない。
  • 株価が下がれば損失になる。
  • 未上場の場合、流動性が低い(市場で取引されておらず、市場で時価で売れない)
POINT

上記のデメリットのうち、もっとも大きなものは給与を自社に投資する究極の集中投資という点で、万が一自社が倒産してしまった場合、給与と積み立てた財産の双方を失うことになります。

従業員持株会(持株制度)は入るべきか?

まず、株猿自身がどうしているかということと、自分以外の方にどうすすめるかというのは別の話だと前置きをさせてください。

株猿の場合

私自身は、会社の制度上購入できる上限まで購入しています。毎月5万円、ボーナス時に+15万円でフルコミットです。

全力投球で上限まで購入している理由は、奨励金を最大限取得できるようにするためです。

ついでに言うと、今まで一度も売却しておらず、ただひたすら毎月の拠出金と配当再投資で積み上げを繰り返しています。

ただ、これは私の所属する会社が絶対に倒産しないと確信しているからこそできる方法であって、他の方には絶対におすすめできないやり方です。

自分以外の方にすすめる場合

持株会はやるべきか?

まず、「持株会をやるべきか」という話については、「持株会をやるか、やらないか」ではなく、「持株会をやるか、転職するか」だと思ってます。

そもそも、自分がその会社で働くということは、自分の最大の資産である「人生の時間」をその会社に切り売りしているとも言えます。自分が出資もできないような会社に対して自分の時間を提供することは、人生の無駄以外の何物でもありません。

少しの出資が怖くなるような会社で働くぐらいなら、転職した方が良い、というのが私の考えです。

とはいえ、一つの会社に投資を集中しすぎるのは、それはそれで良くありません。そこで、持株会に入会する場合に、積み上げ過ぎを防げる方法を紹介します。

転職せずに持株会に出資する場合は?

もし持株会に出資するという場合にはどうすべきでしょうか?

その場合は、以下のいずれかのやり方を推奨します。

  • 毎月上限までの出資とせず、全額喪失しても問題ない金額の出資に留める
  • 毎月上限まで出資して奨励金の最大額を享受し、単元株になり次第、出庫して売却する

上記の2つの手法は、いずれも「積み上げた自社株の金額を最小限に留めつつ、奨励金を受け取る」ことを目的としていますが、前者の方は手間が少ない代わりに受取奨励金の金額は少なくなり、後者は手間は多くなりますが、受取奨励金は大きくなります。

結論

  • 従業員持株会は十分活用し、受取奨励金を極力大きくして資産の最大化に努めましょう。
  • 但し、自社株の残高を積み上げ過ぎると非常にリスキーなので、積み上げ過ぎには注意しましょう。定期的に売却して、他の金融資産に乗り換えすると良いでしょう。

それではまた。

明日はきっと明るい日!
皆様に良き投資ライフを!

あなたの応援が私の励みになります。
↓ランキング応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

Betmob|投資家ブログまとめメディア