目標の実現可能性の検証(後編)

2020-02-16

今回の記事の趣旨

今回の記事の趣旨は、以下の通りです。

まず、前回のおさらいをします。前回の記事で、我が家で消費に回している金額と定期積立投資に回している金額を合計すると、手取りの所得を上回ってしまっており、追加投資する余裕がないことが判明しました。

今回、まずは敢えて今の支出を変えず、いったん現状の積立投資金額を目標の10年後まで続けた場合どうなるのかを計算してみます。

前回のおさらい

私の収入と支出の数字を振り返ると、以下の通りです。

手取り 7,440,000
消費支出 5,756,000
投資支出 1,821,000
自由にできる投資額 -137,000

この「自由にできる投資額」の部分が+であれば、追加投資をハイテクセクターに投入して、サテライト戦略でブーストを掛けるつもりでしたが、マイナスではどうしようもありません。

支出をいじらずに積立投資を継続したらどうなるか

一旦、支出を何もいじらずに、現状の投資を継続して積み上げていったら10年後どうなるか、試算してみます。

現在の資産は以下の通りです。

現金 13,519,424
株式 12,948,004
投信 1,547,459
年金 298,456
合計 28,313,343

毎月の投資額は以下のようになっていました。

自社株 78,750
iDeco 23,000
積み立てNISA 33,333
楽天投信積み立て 16,667
合計 151,750

これを10年間継続します。なお、今回の課税複利計算には以下のサイトを利用しました。

自社株(10年後)

まず自社株です。現在の残高は3,865,417です。これを半年複利で、実際よりも厳し目の変数で見積もり、価格上昇なし、配当利率2.3%、配当課税20.315%とします。10年後には14,991,105です。

現物株式(10年後)

次に自社株以外の現物株式です。現在9,082,587です。株式の平均リターンは年7%と言われますが、厳し目の見積もりで年4%複利、厳し目の見積もりのため米国株配当二重課税は考慮せず、キャピタルゲイン課税に合わせて税率20.315%とし、追加投資なしです。10年後には12,265,616です。

iDeco及び積立NISA(10年後)

次はiDecoです。現在298,456です。これも厳し目の変数で4%とします。年複利、10年後には3,684,848です。が、iDecoは60歳まで引き出せないので、セミリタイヤ資金にはなりません。

積立NISAと投信積立では税金の扱いが異なりますが、分けて考えるのも面倒なので、双方とも税率20.315で厳し目の見積もりということにして、合算で計算します。そうすると、積立NISAと投信は、現在合計で1,547,479です。10年後には8,900,619です。

支出超過(10年累積分)
一方で支出超過のため、現金は10年で1,370,000減少します。

まとめると、10年後の予測は下表のようになります。

項目 現在 増減 10年後
現金 13,519,424 -1,370,000 12,149,424
自社株 3,865,417 11,125,688 14,991,105
現物株 9,082,587 3,183,029 12,265,616
iDeco 298,456 3,386,392 3,684,848
投信 1,547,479 7,353,140 8,900,619
合計 28,313,343 23,678,269 51,991,612

総額で言えば悪くない数字ですが、当初の計画で目指していた、配当キャッシュフローでセミリタイア(資産1億で5%配当、二重課税での税引後配当年360万)は実現出来そうにありません。

ここで、もう少し目標金額に近づけるために、例えば現金ポジションを減らして株式ポジションを積み増すと、当然ながらリスクが上がります。

私が独り身の20代なら取りうる戦略ですが、子供を抱えている身であり、更に引退までの期間が20代に比べて圧倒的に短い40の男が取るべき戦略ではありません。もしリスクを冒してそんな選択をするのであれば、それは勇気ではなく、ただの焦りです。

どうしても投資に振り分ける入金力を上げるのであれば、消費の無駄を減らし、その分を投資に回すべきです。もともと、放っておけば消費されていたはずのお金です。なので、消費を減らしたその分の枠は、消費されていれば無くなっていたはずのお金として、恐れずリスク資産にガンガンチャレンジします。

では次回、どの部分の支出を減らしていくか検討の上、最終的な投資方針のまとめに入ります。